オンのエンジニアBlog

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【感想】イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」

tl;dr

誰しも一度は手に取った方がいい本かもしれない。
新しく知識を学べるというよりは、問題解決の1つのアプローチを体系的に捉えることができるもの。

過激でありながら、建設的な発言の多い安宅和人さんの考え方を知れる本である。
つまり、頭いい人がどんな考え方をしているかを垣間見ることができる本であった。
(多分、これは1つの側面のみで他にも複数アプローチを使い分けているだろう。)

 

この本のメタ

この本は、本当に必要な価値を生み出すために、何に気をつけて、どのようにステップを踏むと良いかを教えてくれるもの。そのステップ毎に「なぜそのステップが必要なのか?」「どうやって進めていくと良いか?」のWhyとHowを教えてくれる。

そのため、この本の流れがつかみやすく、半日程度ですらっと1周でき、とても読みやすくなっていた。仕事で実際に必要になったタイミングで、参考書として使用すると良いかもしれない。(自分の問題解決のアプローチの1つとして、使いこなせるようにするとベターかもしれない。)

 

面白かった部分を一部ピックアップ

脳神経系の働きから少し考察してみよう。

閾値を超えない入力には意味がない(つまり印象に残る方法が必要)、不連続な差しか認識できな(つまり不協和音、違和感を与える必要がある)等の人間をハックした上で行動すると、人生楽に生きていけそうだなと勉強になった。入門本買おっと。

 

「カナヅチをもっていればすべてのものがクギに見える」という状況になってしまっては本末転倒であり、このような状態になるくらいならフレームワークなど知らないほうがよい。

フレームワークは便利だが、フレーム外のことをしようとすると途端に牙をむき出す。少しでも違和感(無理矢理ゴリ押ししてるな感)があったら、一度立ち止まり、木を見ず森を見るようにした方が良い。システムのアーキテクチャを考えるときも同じだなー。自戒。

 

定量分析において、比較というものは3つの種類しかない。
比較、構成、変化である。

シンプルであるが、おおよそカバーできるので表現として忘れず、自分も使うようにしよう。

 

わからなかった用語

なし
(この本は、ビジネス本の基本的なことが多く書かれているためなのか)